アツモリソウと再びバルムホルン・ヒュッテを訪ねて
スイスアルプスのガイド本の第一人者でおられる小川清美さんの近著(20151年発行)
「スイスアルプス旅事典」の中に「アツモリソウを探しに」が書かれています。
私達も数年前にカンデルシュテークの観光案内所で、アツモリソウの写真と地図が
載っているパンフレットを戴いていたので、何時か訪ねてみようと思っていたが時期の問題
で機会がなかった。今年も花の時期は過ぎているが、行くだけ行こうと出かけてみました
カンデルシュテェークの駅前から予約しておいたミニバスに乗り、セルデンまで行きました。途中で運転手さんが「アツモリソウを見に行くにはこの道を入っていくのだよ」と教えてくれました。 バスの終点セルデンです カンデルシュテークに戻るバス。後方の山はサックホルン(左)とホッケンホルン(右)です 教えていただいた所まで戻って山道に入って行きました 見えている山はドルデンホルンの西に位置するインネラー・フィッシストックです パンフレットの場所に着きました。もう終わっている花が多かったが綺麗なお花も 残っていました 「咲いていてくれてありがとう」です 大勢の人が見つめる先は人面岩です。 この人達はお花よりこの岩を見に来たと言う感じでした 自然の力で出来たとは思えない人の顔をした岩です(人相は良くないね) 私は昔「北岳」への登山道と、「櫛形山」で似た花を見たことがありました お花を楽しみ、これからバルムホルン・ヒュッテへ行くために登山口に向かいます カンダー川に架かる橋を渡って左岸に移ります この道沿いにもアツモリソウは少し咲いていました 一番奥に見える山がドルデンホルンです。流れている川はカンダー川です 写真正面に見えるウンター・タテリスホルンの岸壁に付けられた道を歩いて バルムホルン・ヒュッテに行きます。見えている滝の上に道があります カンダー川沿いの道を歩きます この橋でまた右岸に移ります イチヤクソウが所々にひっそりと咲いていました 幾つか橋を渡って左岸に移り、広々とした草原にでました バルムホルン・ヒッッテの登山口です バルムホルン・ヒュッテへのコースは急登で始まります これから歩くコースが見えます なかなか厳しいコースが連続します コースを整備する道具が岸壁に掛けられています 片方が切れているので慎重に歩を進めます 道が濡れていないので、道幅がこの程度ある所は恐怖感はありません 左前方に見えている山はドルデンホルン。下に見える谷がガステール谷で奥がセルデン 前回の帰り、雨で登山道が川のようになり、怖くて怯えた所です 今日のコース一番の難所です ここまで来るとホッとします。右前方に雲にかかっている山がバルムホルンです 深い川(滝)を橋で渡ります 青空が見えて期待がもてたのですが、我が家は前回も天気運には恵まれていません バルムホルン氷河から流れている滝です。細いが轟々と音を立てて流れている滝です バルムホルンがよく見えれば良いのに残念です 目指すバルムホルン・ヒュッテがはっきり見えてきました(ズームで大きくしています) みずみずしいアツモリソウが咲いていました 前回来たときは7月末で葉っぱしか残っていませんでした 午前中に見て来た所より、ここは標高が高い分、最盛期のお花でした チョウノスケソウと一緒に まだ蕾のアツモリソウ 綺麗に咲いていたアツモリソウ 前回来た時は木の橋だったが 小屋への道はお花が咲き乱れていました キンポウゲが黄色の絨毯のように咲いていました カラマツソウも上品な紫色をして、沢山咲いていました 懐かしいバルムホルン・ヒュッテです 小屋の方が私達が着くと直ぐウエルカムティを下さいました (遠くから見ていて下さったようです) 小屋からのバルムホルン、今日はこれが精一杯でした 前回来た時に写した写真を差し出したら「叔父さんだ」と言って喜んで下さいました。 その時、ずぶ濡れの私達に親切にしていただき、お土産にチョコレートをいただきました。 ビールやケーキやスープを注文してゆっくりしました 本当に雰囲気の良い山小屋で名残つきないが「また来ます」と挨拶して、来た道を戻りました 帰りのバスの予約時間までワルドハウスのレストランでお茶をして過ごしました このレストランにも例のパンフイレットが積まれていました。多くの方に見てほしいと いう事だと思います。 小川さんの御本を拝読して素晴らしいお花に出会い堪能しました。 小川さんのガイド本は全部持っておりますので、いつも参考にさせていただいています。 「本当にありがとうございます」とこの場を借りてお礼を申し上げます。 |
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