ベリンツォーナ三つの古城を歩く
今日もお天気が悪いのでハイキングに行く気持ちにはなれません。
私達は行った事があるが孫は勿論行った事がない上記を歩く事にしました。
三つの城とはカステルグランデ、モンテベッロ城、サッソ・コルバロ城です
「地球を歩く」から拝借した地図です ベリンツォーナは古代ローマの時代より、イタリアからのアルプス越の要衝であり、軍事上の重要な基地として発展をしました。 13世紀から15世紀にかけて建造された旧市街にある三つの城、カステルグランデ、モンテベッロ城、サッソコルバロ城は、2000年に「ベリンツォーナ旧市街にある三つの城、要塞及び城壁」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録されました 新しくなったベリンツォーナ駅 駅前から左側にスタツィオーネ通りを市役所方面に向かいます。写真は駅の方を見ています 街の中心にあり、巨大な岩の上に聳える13世紀に建てられたカステルグランデ(巨大なお城)は現在は建物はなく城跡として世界遺産に登録されています かつては高いお城に到達するのに苦労したようですが、今は観光用にエレベーターがあります エレベーターを下り、石畳の坂道を上がって中庭広場に行きます トッレ・ネラ とトッレ・ビアンカという二つの塔、塔は上まで上がることが出来ます 二つの塔を結ぶ城壁の上の通路は狭いです 街を守るため、侵略者を防ぐため、狭く複雑な造りになっているんですね。 薄暗い塔の中の螺旋階段です 城の中庭にはレストランもあり憩いの場所となっています 建物の中は考古学・歴史博物館になって、約6500年の人類の歴史遺産が展示されているとの事 芝生の広場から中段にモンテベッロ城、更に上にサッソ・コルバロ城が見えます モンテベッロ城からカステルグランデを結ぶ城壁。 現在残っている城壁の一部だけでも400メートルを超える長さがあるそうです カステルグランデの塔から新市街を望む、遠景の尖った山がピッツォ・ディ・クラロ(2727m)? 写真左上のずっと奥の方角にサン・ゴッタルド峠があります 今ではすっかり市民憩いの場所になっていますが、この城壁の上に作られた道(通路)を昔は守備兵さんが歩いていたのでしょう コレジアータ教会の後方にモンテベッロ城、更に小山の中腹にサッソ・コルバロ城が見えます 細い階段状の道を下りて中心地に行きます。正面の塔は市庁舎の塔です 中世の面影残る城塞から、旧市街の中心広場に来ました コレジアータ教会は参事会教会とも言うそうです 賑やかな中心地を抜けて狭い階段の道を上がって行きます この門の扉を開けて行きましたが、正式な入り口ではないようです 先程まで行っていたカステルグランデが見えます モンテベッロ城の城壁です 城壁の中にまた堅牢な城壁と二重な城壁になっています 複雑な作りになっているのも防衛の為でしょうか? 左側にインフォーメーションがあり、係の方が考古学博物館を勧めるので入ってみました 7階ぐらいありましたが、どの階も同じように見えて、興味も無いので飽きて素通り状態です 墓地遺跡から発掘された多くの埋葬品を展示してあります 博物館の窓から見ると、これから行くサッソ・コルバロ城は写真中央の黄色の教会の前を通り、右上の方向にあります。下の駐車場の右にバス停がありバスで行く事もできます モンテベッロ城から見るサッソ・コルバロ城です。中心街から230mの標高差があります 城壁の上は鉄骨で通路が出来ていますので歩いてみました 跳ね橋のある東門を出てサッソ・コルバロ城に行きます 跳ね橋をサッと上げたら敵は入れない仕組み、日本の何処かで見たような気がするが・・・ バスで行く事も出来るが、本数が少ないので歩いてサッソコルバロ城に向かいます 道に小さく書いてある矢印を追って行きます 市街地から230mも高い丘の上にありますので結構時間がかかります モンテベッロ城は複雑な建物が組み合わさっているのが、離れた所から見るとよくわかります 葡萄畑に囲まれて建っています 遠くからでもよく目立った黄色の素敵な教会の近くを通ります 鄙びた建物が点在する古い道を歩いて行きます(帰りに撮す) 自動車道もありますが、歩き道はとても良い雰囲気に出来ています(帰りに撮す) サッソ・コルバロ城は伝承ではわずか半年で建てられたといわれているそうです サッソ・コルバロ城の入り口です 城壁の上から周りの景色を見ます 左下にベリンツォーナの旧市街、山懐の筋はティチーノ川 カステルグランデの全容が見えます。右下にモンテベッロ城も見えます お城の見学はどうでもよくなり、ここで三人でお茶をして帰りました モンテベッロ城を経由してベリンツォーナ駅に戻りました。写真はカステルグランデです 途中少し雨に降られたが、三つのお城を歩いて見て回れてハイキング気分でした。 お天気が良かったらアルプスが眺められたようだが、世界遺産を見学でき良かったと思います |