グレッシャー3000で遊ぶ
毎朝テレビの天気予報を見ていると「グレッシャー3000」の天気がライブ映像で出てくる。
〃グレッシャー3000に世界初となる2つの山頂を結ぶ絶景の吊り橋が完成 〃のニュース
を去年スイス政府観光局のページで見て「どんな感じかな?」と思って出かけてみました
グシュタードからレ・ディアブルレ行きのバスに乗り、コル・デュ・ピヨンで降りました(約30分) (このバスは1時間に一本ぐらいしかありません) ロープウエイ乗り場には大勢のお客さんが待っているのですが、濃いガスで回りは全く見えません。 グレッシャヤー3000の概念図です スイスパス適用で往復40スイスフラン 120人乗りの大型ロープウエイです 中間駅まで来たら、青空が見えていました。吊橋もはっきり見えます ロープウエイはセ・ルージュ(2971m)まで20分で標高差約1500mを運んでくれました 宣伝文句《世界初となる2つの山頂を結ぶ絶景の吊り橋です》 二つのピークとはセ・ルージュ(2971m)と セ・ルージ山頂より約5m高い展望ポイント この日は風が強くて帽子は押さえていないと、飛んでしまいそうでした 長さは107m、幅は80cm 吊橋で「ピークウォーク」 左の黒い山はオルデホルン(3123m) このピークからはベルナーアルプス、ヴァリスアルプス、モンブランアルプスが見えるとありましたが モンブランはこの日は見えませんでした。ヴァリスの山、ミシャベルの山が綺麗に見えました ズームで見ると高峰の向かって右がマッターホルン、左がダン・ブランシュです 手前に見えるタワーはクイユ・デュ・ディアブル(2908m)、雪原を歩いて1時間で行けます アイガー、メンヒ、ユングフラウも望遠鏡で見るとはっきり見えます。映像が内蔵されているようです (この望遠鏡は山名が出るので分かり易いです。ニーセンにもこの望遠鏡がありました) 広い氷河(雪原)を歩いている人が点々と見えます 充分眺めを楽しみましたが、風が強くて寒かったです お土産屋さんで一息入れて氷河(雪原に)降りてみました この全長1キロのアルパインコースターは世界で最も高所にあるそうです。 私達は怖いのでこれには乗りません リフトに乗って降りてみました。氷河まで降りられます 日本のツアーの方が雪上車で観光するのだそうです(15分とか聞きました) 傾斜の無い氷河なのでアイゼン無しで歩けます コースタイム片道1時間の氷河歩きをしようかとも思いましたが止めました ここは大きな遊園地みたいな所です。本当を言うとちょっとがっかりでした。 アルパインコースターの線路?とロープウェイ セ・ルージュのロープウェイ駅に戻り、レストランで休憩の後、中間駅(2525m)まで降りました 私達が向かうコースはオルデネックまで1時間10分のコースタイムです ディアブルレ小屋(2485m)のまえを通って行きます 岩山オルデホルンの北面を見ながら谷の道を歩いて行きます 雨が降ったら土砂崩れが起きそうな道です 早い時期だったらいろいろのお花が咲いていたと思いますが、特に今年は猛暑の後 エーデルワイスの群落がありました。痩せているようなエーデルワイスですが野性味溢れています ふくよかなエーデルワイスも咲いていました 今は誰も通らないような寂しい道です。 雪避けを潜って行きます オルデネックのロープウエイ駅(1919m)が見えてきました 振り返ると歩き出したロープウエイの中間駅と谷のコースが見渡せます ロープウェイ駅の強烈な青色の建物にびっくりしました。 面白い形をした山です。可愛い形をしているが難易度は高い山です。 写真左の山がシェルヒホルン(2579m)右のピークがグシュテリホルン(2820m) お客さんは誰も居ないので、係りの人が直ぐロープウェイを出してくれました ロープウェイの麓駅ロイシュ(1350m) 道を渡るとバス停です すぐレ・ディアブルレ行きのバスが来たので乗りました(マルティニ経由で帰ります) 15分位乗ってレ・ディアブルレ駅に着きました レ・ディアブルレは素朴な山村風景で時間があったら歩きたい所でした レ・ディアブルレ駅(1155m)は小さな駅で無人駅でした ここが始発駅。一両編成の電車に乗ってエーグル駅に行きます 車窓から眺めているとブドウ畑の中にお城のような建物が見えました これは中世の古城エーグル城です。今はワイン博物館になっているそうです 車窓から眺めているのでは勿体ない景色なので、来年は?ここに来ようと思いました エーグル駅でマルティーニ経由の電車を待ってフィスプに戻りました コル・デュ・ピヨンに着いた時はガスで何も見えず、この先どうなるのかと思いましたが、雲が多いものの景色を楽しむ事が出来ました。 グレッシャー3000は想像とちょっと違いましたが、この方面は初めてなので、楽しい一日でした |