レッチェンパス・ヒュッテ(2690m)を訪ねて
静かで素朴な山里が点在するレッチェンタールには二度訪れ、素晴らしい景色に私達は魅せられ、
カンデルシュテーク側に抜けてみたいと思っていました。天気予報は相変わらず悪いと報じています
地図上は赤マークとは言え、氷河を渡る箇所があるので心配しながらの山行でした

カンデルシュテークから電車でゴッペンシュタインまで行き、駅前から接続しているファフラーアルプ行きのバスに乗りヴィラーで降り、すぐ前から出ているロープウェイに乗りました。

          
  ロープウェイのラウヒェルンアルプ駅(1969m)から「いざ出陣」です。暫くリフトの支柱に沿って歩きます
 後ろの山はヴィラーホルン(3307m)からホグライファ(3278m)に続くレッチェンタール左岸の山並みです

   ヴァリスの4000m峰がずらりと並んだ展望
    
   左の山がヴァイスホルン(4506m)その右肩にちょこっと覗いているチナールロートホル(4221m)
   その下にツンと突き出たマッターホルン(4478m)写真中央右の黒い頭がオーバーガーベルホルン   
   (4063m)その右の白い大きな山がダンブランシュ(4357m)、後の黒い山がピンニュ・アローラ(3790m)


ヴァリスの山々やレッチェンタールの左岸に連なる山々を見ながらホッケンアルプに向かいます
          
          スキップしたくなるような広々とした気持ちよい牧草地(前方はヴァリスの山)

 歩き初めて20分位でレストランも素敵な礼拝堂もあるホッケンアルプ(2048m)に着きました
           
  ホッケンアルプの集落とレッチェンタール左岸の山々。右の大きい山がビーチホルン(3934m)

レストランで楽しそうににお茶をしている人達にご挨拶して、私達はクンメンアルプの集落を目指します。
優雅でゆったりしたハイキングに憧れているのに、いつもせかせか歩いて余裕のない我が家です
          
     クンメンアルプへと続く道はなだらかで、アポロ蝶などいろいろの蝶が飛んでいました

          
          前方にクンメンアルプの集落が見えてきました。右の山はホッケンホルン(3293m)

          
      コース上から素晴らしい眺めです。ミシャベル、ヴァリスの4000m峰が左前方に見えます


          
         ミシャベルの山のズーム  奥がテーシュホルン(4490m)前がドーム(4479m)です

          
           クンメンアルプ(2086m)から下にフェルデンの集落が見えます。

          
          クンメンアルプの静かな集落です。標識に従いレッチェンパス方面に向かいます 

     
  クンメンアルプからは一転して急な登りになります。ビーチホルンを背に登ります

          
          私の大好きな前穂の北尾根が並ぶ「涸沢」に似た景色の所です。
          ず〜とここで景色を眺めていたいと思う光景でした。


          
 右の大きい山ビーチホルン(3934m)は威厳があります。中央の高峰はブライトホルン(3785m)

 峠に着く前から、俄に空が暗くなりました
           
          峠はだだっ広く、池が沢山ありました。池に写ったフェルデンロートホルン(3180m)

                   
     レッチェンパス(2690m)とスイス国旗,、フェルデンロートホルンが目の前に聳えています

          
          念願のレッチェンパスヒュッテ(2690m)に来れて「とても嬉しい」     

    
  ヒュッテは明るく、ヒュッテの方に親切にしていただきました。2年前に新しくなったようです。

    
 ヒュッテで昼食をいただき、お天気への期待で暫く居たかったが、帰りの予約バスの時間があるので。

     
  今日のコース一番の難所なので緊張しました。一回雪渓を滑ったが大丈夫でした。

          
      心配だったレッチェン氷河越えはポールがずっと立てられているので安心だった

          
          斜度はないが、雪の下が凍っているので慎重に氷河を渡った

 
氷河を渡った取り付き点バルメ(2403)からは一旦登ってから、急な下りになります
    
  高度感があるザレ場は緊張します         グフェルアルプ(1847m)の小屋    

    
  セルデン(1537m)のバス停に着きました   予約バスは満席でした(私達は小屋から予約を入れた)

          
 セルデンから見たホッケンホルン(中央)その右の平らになっている奥が越えてきたレッチェンパス

ヴァレ州のラウヒェルンアルプからベルン州のセルデンを繋ぐレッチェン峠越えが無事出来て嬉しい。
行きは尾根コースを歩いた方が時間も短く展望も良いと思ったが、主人が地図を読んで、私の技術では手こずる箇所があるかも知れないと心配して、中腹コースを歩いた。
また歩きたいコースなので、その時は尾根コースを歩いてみたいなあ〜。
                    
          

2011年スイスの旅
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