ベンドーラから ロック・ドルジヴァル経由クレ・デュ・ミディへ
過去ベンドーラからロック・ドルジヴァルの鞍部まで行って、戻ってしまったので、
何時か頂上まで行きたいと思っていた。

滞在しているフィスプから電車でシエールへ行き下車、駅前から出ているアニヴィエ行きのバスに乗り、途中ヴィソワでモアリー湖行きに乗り換えてグリメンツ・テレ乗り場前で降りました

    
  シエールを出たバスはアニヴィエ谷の断崖     乗換駅ヴィソワでチナール、グリメンツ(モワリー湖)、
  絶壁を走って行きます(車窓より写す)        サン・リックの3方向にバスが出ています

    
  バスを降りると前には無かったロープウエイが。ソルボア(チナール)とグリメンツに掛かりました(去年)

    
  ベンドーラへ向かうロープウエイ     ベンドーラ(2112m)からクレ・デュ・ミディまで4時間40分

          
          ベンドーラから美しい三角形のヴァイスホルン(4506m)とビスホルンが綺麗に見えました
          手前に大きく見える山はアニヴィエ谷の対岸に聳えるレ・ディアブロン(3609m)です

          
          目指すロック・ドルジヴァル(2853m)は↑です。 右の三角形の山の方が目立ちますが

          
          カール状の草原は牛さん達の楽園でしょうね

  
 穏やかな草原を登ると岩が混じった山道になります        左ベック・ド・ボソン方面へ行きます

          
          スキーリフトの建物が見えてきました

          
          ラ・タルヴァ(2585m)の標識です。フェアコリン(Vercorin)方向にルートをとります

          
          池に写るベック・ド・ボソンです。数年前来た時、水が無かった時もありました

          
          池から右の方へ広い道を歩きます。道端にエーデルワイスが咲いていました

          
          振り返るとベック・ド・ボソン(3149m)の特徴ある形が見られます
          私達が歩いて来た道は真ん中の広い道、左の細い道は分岐を右に曲がって来る道


合流点で正規のコースは左に回るようにして尾根道に出るのですが、私達は回り道をしないで直登気味のコースを歩いてしまいました(踏み跡はしっかり付いていました)

          
          写真左からヴァイスホルン、チナールロートホルン、オーバーガーベルホルン
          その手前はソルボアです


          
          今までとうって変わり岩稜の山道になり、ロック・ドルジヴァルの頂上が目の前です

          
          頂上(2853m)にはハイカーの願いがこもったケルンが積まれています。
          後方に見える雪の山はローヌ谷の対岸にあるヴィルトホルン(3248m)です


          
          ダン・ブランシュ(4357m)の前にグラン・コルニエが、マッターホルンの頭も見えます
          大きく見える氷河はモアリー氷河、青色の水を湛える湖はモアリー湖です


 頂上からの眺めは360度の大パノラマです
 
 中央の黒い山レ・ディアブロン(3609m)の向かって左に見える山並みはミシャベルの山々です
 右に見える山はヴァリスの山々でビスホルン、ヴァイスホルン、チナールロートホルンと続きます
 私の直ぐ前に見える突起が遠くから立派に見えていたP2647ですがルートはありませんでした


ベルナー・オーバーラントの山々も見えました
          
          向かって左からチンゲルホルン、ブライトホルン、ユングフラウと続きます
          大きい三角形の山はビーチホルン、アレッチホルン、ヒンスターアールホルンです
 

手前がこれから下る長い尾根道です。今日は風が強いので無事に歩けるだろうか?と不安になりました
歩く尾根道上にある突起がラ・ブランタ(2660m)です。背後の稜線は ローヌ川対岸の山並みです

          
          ロック・ドルジヴァルの頂上からこれから下る尾根道との分岐2816mまで下ります

          
          ここから右(北)に下るのですが、目の前の展望台に上がりました

    
  ロック・ドルジヴァルの展望台には360度を網羅する立派な石の山名表示板がありました

2816m地点まで戻りこれから下りです
          
          遥か遠くに見える雪山がヴィルドシュトルーベル、下の街はシエールです
          尾根道は私達がこれから下る稜線です。写真では短く見えますが長いコースです

  
 初めは急な岩場の下りです       滞在している貸し別荘の管理人さんとばったり会いました 

          
          奇岩が続いてとても面白いハイキングコースです

          
          人面を思わせる岩があったりして楽しい、風さえ無かったら稜線漫歩でした

          
          歩いて来た道を振り返ってみています
          写真左の山が登ったロック・ドルジヴァルです。写真中央の低くなった所から
          下ってきました


          
          ベルナーオーバーラントの山々が綺麗に見えます
          歩く稜線の向こうに見える山は以前登ったイルホルン(2716m)です

          
          この頃から風がおさまり体力的には楽になりましたが、アップダウンのコースが続く

          
          ラ・ブランタの岩山がはっきり見えます

  
 ここはブランタのコル(2599m)       ヴァイスホルンやチナールロートホルンが綺麗に見えました

          
          ラ・ブランタ頂上(2660m)の十字架が見えます

          
          ラ・ブランタを左に巻くように鎖が付いています

          
          スラブ岩ではなく、岩面にホールドする所があるので怖くはありません

          
          岩を攀じ登るようになるので、邪魔なストックは主人に預けて

          
          我が家にとっては、この岩稜の通過が今日のコースのハイライトでした

          
          無事岩稜地帯を抜けました

          
          これで岩の道は終わりだと思ったのですが、もう一ヶ所ありました

    
  岩のトンネルです。もう管理人さんはロック・ドルジヴァルに登って帰ってきました。「早いね〜」

          
          管理人さんは私達を気にしながら、振り返り振り返りして歩いて行きました

          
          クレ・デュ・ミディのロープウェイ駅が目の前になりもうすぐゴールです

          
          クレ・デュ・ミディ(2300m)の標識です。こちらから登るとグリメンツまで4時間とあります

          
          ロープウェイから見るフェアコリンの集落です。何かイベントがあるらしく大勢の人が
          会場に集まっていました

フェアコリンからバスでシエールに出て電車に乗り換えフィスプに戻りました
稜線上で強風に煽られて「無事歩けるだろうか?」と心配になりましたが、こんなに変化に富んで楽しい歩きが出来て、私達は大満足の一日でした。もう一度歩いてみたいコースです
 


2015年スイスの旅
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