ルッグフーベル小屋を訪ねて
スイスに来て以来毎日お天気が悪く、この日も「行けるところまで行こう」と出かけたのでした。
エンゲルベルクと言えば「ティトりス山」が有名ですが、地元の人に人気があるという
ブルンニ方面(エンゲルベルクの北の方角になり、街を挟んでティトリスの反対側)に行きました
エンゲルベルク駅からバスもありますが、歩いて10分くらいなので歩いてロープウェイ駅に行きました 駅前からロープウェイ乗り場まで無料バスが出ています (ブルンニの公式サイトより) 通った所を青線で印してみました ロープウェイは20分毎に出ています。リスティスまで標高差600mを約6分で上がります ロープウェイから昨日見学した修道院が見えました リスティスのロープウェイ駅(1606m)です 大きなレストランもあります。ここで下る事も考えましたが前進する事にしました ここには子供の遊戯施設があります リスティスから少し歩いてブルンニヒュッテへ行くリフトに乗ります リフトに乗った時は雨が激しくて、全身がずぶ濡れになり、今日もダメかと思いました リフト駅のそばにあるヘルツリゼーは5分位で一周できるようなハート型をした湖です 晴れていれば綺麗な山上の湖だろうと思います 全身が濡れてしまったので早くブルンニ・ヒュッテへ行って落ち着きたかった 素敵な看板です ブルンニヒュッテ(1860m)の外観です ヒュッテの中でお茶を飲みながら、雨の様子をみて長い時間過ごさせていただきました 少しずつお天気が良くなってきた気配なので、ルッグフーベル小屋に向けて歩き出しました ルッグフーベル小屋までは1時間50分です ブルンニ・シュトックリ(2030m)は目の前に見える小山で簡単に登れそうに見えますが。 私達はリフトの右に見える平らの山道をこれから歩いて行きます ブルンニ・シュトックリは青コースで、長いハシゴや空中にかかる吊り橋を歩く のでヘルメット、ハーネス、安全ロープが必要のコースです 角度を変えて見ると空中吊り橋?が掛っているのがはっきり見えます 下の方に目を向けると乗り継ぎ駅のリスティスが見えました このような緩やかな山道を歩いて行きます。どうやら雨は止んだようです この周辺は最盛期にはお花が咲き乱れるのでしょうね 標高差の少ない山道が前方に見渡せます 大きな山はグロス・ゼッテリストック(2636m)です。牛さんがのんびりと草を食べて長閑 私達が今まで歩いて来た道は、標識の頭の上に見える山道です。帰りに通る リギダルアルプ(写真左下に見える)へはここから下ります ブリンニ峠の看板です 好天だったら、この辺りは素敵な山並みの中腹を歩く絶好のハイキングコースです ルッグフーベル小屋が小高い山の上に見えます 岩の隙間に咲く、和名チャボギキョウ テュフェルシュタイン(1964m)に絵が描いてあります 大きくして見ます 野生動物(生物)保護地帯の看板が立っています この少し上が源のベーレン川です。エンゲルベルクの方に流れています 雲が掛っている山がラウヘレンシュトック(2638m) ベーレン川に掛るお洒落な橋です プランゲンシュタフェルの酪農小屋の集まり プランゲンシュタフェル(1982m)の標識 自然の木で作った十字架が、周辺の雰囲気にぴったりしています(帰路に写す) ぐちゃぐちゃに咲いているので綺麗に見えないが、色とりどりが良い 目指す小屋まであともう少しです 牛さんが一斉に私達の方をみました。余り見られない人種だと思ったとか? エンゲルベルクの街が見えます。建物の一番手前が修道院です 大きくて立派なスイス山岳会の山小屋、ルッグフーベル小屋(2290m)です あのお天気では途中退散ありと思ったが、ルッグフーベル小屋までたどり着けて嬉しいね 透かし彫金の看板がお洒落です 小屋の中で私達もいろいろ注文していただきました 小屋から東方向は、曇っていてはっきり見えません ロート・グレートリまで1時間、峠を越してバナルプ湖まで3時間です。 ロート・グレートリまでは、最後にちょっと雪を踏む感じですが、問題なく行けそうでした バナプル湖へ下るコースは、今日のように雪が多いときは私達には無理のコースです 行きたかったロート・グレートリを小屋で買った絵はがきで印しました。 お花畑のベンチで語らう優雅さは、我が夫婦は持ち合わせていません リンドウが綺麗に咲いていました 小屋の周辺はマーモットの住み処らしく、あちらこちらで遊んでいました 三匹も一緒に顔を出してくれましたが、私のカメラではこれ以上は撮れません 広い草原を飛び回るマーモットは可愛いくてずっと見ていたいですが下山にかかります 牛さんが寛ぐ中を通ります「すみませんねえ〜」と言う感じです 穏やかな顔をした牛さんはストレスが少なくて、良いお乳を出すといわれます 子供達が手を振って答えてくれました。これだけのことが本当に嬉しく思いました。 大きい山はグロス・セッテリストック、左はシエッグシュトックです リンドウ科の花(ゲンティアナ・ブルビレア)の群生地です このお花は全開せず、いつまでも蕾のように見えます 遠ざかり行く小屋を振り返って見ました リンドウ科の花、ゲンティアナ・ルテアと言う花らしい 対岸のグロス・ゲムシスピル(2517m)は、前景にお花があるといい感じ お花をアップで撮してみました 山の輪郭がはっきり見えるようになりました 決まったコースなのでしょうが、主人に付いてくるようで可愛い山羊さんです ラウヘレンシュイトック(左)とルックシュトック(右)が綺麗に見えるようになりました 山羊さんとはここでお別れです 手前ラウヘレンシュトック、奥がルッフシュトック、中央に酪農小屋、 〓山々に囲まれ、清流が流れ、お花が咲き、動物が草を食む楽園って所です〓 楽園の中で至福の一時です むかって左はグロス・ゲムシスピル(2518m)と、右はハーネン(2607m) 写真中央雲がある高峰がティトリス(3238m)です これが今日の精一杯のティトリスです リギダルアルプへの道 リギダルアルプ(1778m)の標識 遠景の山は向かって左はリギダルシュトック(2593m)で 今日歩き出したブルンニヒュッテの方角です。右はシュピッツ・マン(2578m)です このお花は道沿いに沢山咲いていました イギリスから来たと言う男性が話し掛けてくれました 道沿いに酪農小屋が点々と立っています 鋭鋒ハーネンの後ろはティトリス方面ですが、一日中雲が多くて良く見えませんでした リスティスに着きました リスティスから見るエンゲルベルク、山に囲まれた街である事がよく分ります リスティスから見る修道院の全貌 白亜色の荘厳な建物は1120年に創建されたそうです ロープウェイでエンゲルベルクに戻りました。 往きから雨で一時は諦めたハイキングでしたが、小屋での待機が幸いして、途中で雨に遭う事も無く、予定のコースは取れなかったが、ルッグフーベル小屋を訪ねる事が出来て本当に嬉しく思いました。 エンゲルベルクのハイキングの楽しさを知り、今まで来なかった事を後悔しました |