シュレックホルン・ヒュッテに届かず
特に主人が前々から行きたいと言っていたが、このヒュッテのコースタイムは紀行文を見ると
休憩時間を含めて10時間、また最後は鎖、ハシゴの連続と書かれていたので、私達では
もっと掛かるだろうから、無理をしないで行ける所まで行こうと思って出掛けた

滞在している貸し別荘からプフィングステックへ上がっているロープウェイ乗り場まで10分位歩きました
    
  ロープウェイ乗り場とメッテンベルク(3,104m)    8時始発に乗り込みました
                                  日本の若い男性と一緒になりました


          
          プフィングステックのレストランのテラスからシュヴァルツホルンがよく見えました

          
          道標にはシュレックホルンヒュッテまで4時間とあります

          
          白く輝くアイガー本峰、手前のゴツゴツした稜線はアイガー東山稜のヘルシリー、
          ミッテルレーギの稜線に続きます


          
          メッテンベルク山腹を歩いて行きます。右側の三角のピークはオストエック(2710m)
          前出のヘルシリーの端の山です


          
          グリンデルワルトの街の向こうにファウルホルンも見えました

          
          右下は下グリンデルワルト氷河の末端で、下流に観光名所になっている
          グレッチャーシュルフトがあります


          
          岩壁に作られた山道ですが危ないところはロープが付いています

          
          奥にフッシャーホルンの山並みが真っ白い稜線が見えています

          
          ベーレック小屋の手前のアルプでは羊さんがたくさん放牧されていました

          
          ベーレック小屋(1775m)に着きました。この小屋来たのは3度目、ここより100m位上に
          あったシュティーレック小屋にも来た事があります(今はありません)
          フィッシャーホルナーやフィッシャー氷河の雄大な景色が素晴らしいです


        
        小屋の裏側に山の方角に向いて山名が書かれた案内板があります
        写真左の三角がプファッフェステッキ(3114m)、立派な黒い三角形の山がクライン・フィシャー
        ホルン(3895m)。中央のピークがグロース・フィッシャーホルン(4048m)、真っ白い稜線の
        フィッシャーグラートが続いています。氷河はフィッシャー氷河。荘厳な眺めです

  
 下グリンデルワルト氷河の下に作られた氷河湖                氷河のアップです

   
  ここからは青コースです        ここから山腹をトラバースするように山道が見えています

          
          あっ、振り返るとベーレック小屋から羊飼いを先頭に羊さんの群れが歩いています。
          始めは私達と同じ山道を下りて来ましたが、そのうち沢に向かって行きました 


  
 大きな沢を渡ります。案内板にあった        落石注意の看板と山道           
 アンケンベーリ(3161m)が源のようです


          
          シュレックホルンに登るのでしょうか

          
          コースは草付の緩やかな山道が続きます。前方に今日のコースが見渡せます
          大きく丸い山がシュレックホルン、その右後ろに小さく見える山がラウターアールホルン

          シュレッホルンヒュッテは矢印の辺りです

          
          地図上に名前があるベーニゼック(1808m)まで来ました
          ミッテルレーギの稜線左にグロッナー・ツルム(3692m)が見えます。アイガーに登る人が
          頂上の手前にあるこのジャンダルムで苦労すると読んだ事があります。
          アイガーの頂上は見えませんが、左にメンヒの頂上は見えます。


          
          ベーニゼックでは休憩無しで先を急ぎました

          
          前方に見える高く立派な山容はシュレックホルン(4078m)です
          急降下している氷河はイーシュメアー氷河です


          
          小さな尾根を次々と越えて行きます

          
          ワイヤーがある岩壁に沿った山道ですが、緑が多いので危険は感じません

          
          下イーシュメアー氷河、荒々しい氷河です

          
          このコースは以前は赤コースだったらしく、所々に薄く赤ペンキが残っています

          
          シュレックホルンヒュッテ(2529m)はの辺りになります
          私に日帰りの自信がなくなったのでここで引き返す事にしました。
          主人は行きたかったので未練の表情でしたが仕方がありません。


          
          お天気も良くグリンデルワルトでは一番楽しみにしてきた所だけに、途中下山の
          結末になり、この美しい景色をしっかり目に焼き付けました


          
          「また来ようね」と言えない寂しさがあります。ここまで来れて良かったと思うことにしよう

   
 写真左はクライネ・シュレックホルン   シュレックホルン小屋に向かうハイカーを羨ましく見送りました
 (3494m)                      

来た道を戻って行きます
         
          休憩ポイントのベーニゼックで景色を見たり食べ物と食べてゆっくり休みました

    
  皆な美しい山々に見入っています         フィッシャー氷河が大きく下り、青い氷河湖が見える
                                      下グリンデルワルト氷河と合流します

  
 ミッテルレーギ稜の裾に面白い光景を見ました     アップしてみました。人が作ったとは思えないし
                                    自然で出来たのかな?不思議


          
          フィッシャーホルナー北壁は急峻な絶壁です

          
          戻るベーレック小屋が見えます

          
          ベーレック小屋の裏から見るアイガー東山稜です(アイガー山頂は見えません)

ベーレック小屋で軽く飲み物をいただきロープウェイ駅に向かって歩きました
          
          ロープウェイ駅に着きました。ヴェッターホルンが綺麗に見えています

早く着いたので、心残りがあるハイキングになりましたが、氷河により近づく事ができ、綺麗な白銀の山並みが見れました。
行きのロープウェイで一緒だった若い日本の男性は、大急ぎでシュレックホルン・ヒュツテを往復して来ら
たそうです。行けなかった私達に「景色は大して変らなかったですよ」と優しい言葉を掛けて下さいました。
実力からして「これで良かったのだ」と満足をしました。                


2014年スイスの旅
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