スパールホルン(3021m)に登る
山と渓谷社から出ている「やさしく登れるアルプス3000m峰」に、ベルナー・アルプス
の中で唯一のやさしい3000m峰と紹介されているが、出版後に2604m地点まで
ロープウェイが行くようになり、より短時間で3000m峰に立てることになった
ブリークからポストバスでプラッテンまで行き、ロープウェイに乗り換えてベラルプまで行きました。駅舎から出ると激しい雨が降っていたので、我が家は進退を考えて暫く様子を見てから出発した。 ホテル・ベラルプの方に5分位歩くと、ホービール(2604m)へ行くリフト乗り場があります。 私達は出遅れたのでここで1時間も待つ事になってしまった。(リフトは1時間に一本) 写真左側に見えるゲンダーホルン(3293m)から中央の高い山ウンターベヒホルン(3554m) の稜線が綺麗に見えだし嬉しくなりました リフトは簡単に高度を稼いでくれますが、綺麗な沢が流れるアルプは歩いても楽しそうです 写真中央右寄りの三角の山が目指すスパールホルン(3021m)です ロープウェイを降りてホービール(2604m)から歩き出しです。 スパールホルンまで1時間と標識にあります。 小さなお子さんは2歳くらいで、ママと赤ちゃんはホテル・ベラルプで待っていて、 パパと一緒に頂上を目指しました。(私達より早いペースだった) 写真右の山はホーシュトック(3206m)です 緩やかな草原の登りを過ぎると、スパールホルンの南稜に付けられた山道らしくなりました 写真に右下に見えている台形の山はモンテレオーネ(3553m)です 大アレッチ氷河が見えます。 写真真ん中の尾根で左端のピークがエッギスホルン(2926m)、ほぼ同高度に見える 山稜の右端がベットマーホルン(2858m)です(後日この尾根を途中まで歩く事になります) 展望はますます良くなり、写真左の大きい山がグリシグホルン(3177m)、右に綺麗な三角形 の形をしたゲンダーホルン、頂上付近に雪渓のあるウンターベヒホルンがウンターベヒ氷河 の上に綺麗な山並みを見せています 山頂までつけられたジグザグの道は結構急な山道です。 頂上の十字架と人が大勢居るのが見えました スパールホルン山頂は大きな岩が積み重なっています アレッチホルンをバックにして オーバーアレッチ氷河の曲線が良く見えます。左に曲がっている氷河はバイヒ氷河です 写真右から順にアレッチホルン(4193m)、クライネ・アレッチホルン(3750m)、サッテルホルン (3745m)、次は山容が大きいシンホルン(3797m)でその手前がヴィスホルン(3625m)です シンホルンの左裾に頭が見えるのがラウダーブルンネン・ブライトホルン(3780m)です オーバーアレッチ氷河が曲線を描く断崖の上に、私達が行けなかったオーバーアレッチ・ ヒュッテが見えました オーバーアレッチ・ヒュッテ(2640m)のズームです 出来ればもう一度再挑戦したいと思っていたが、「とても無理」と諦めがつきました ここから全容が良く見えて大満足しました すぐ目の前のグローセ・フスホルン(3627m)からフッセルナー針峰群は見事な景観です オーバーアレッチ・ヒュッテへ行くには中腹に薄く見える横道を行きます スパールホルンから南側の眺めです。ローヌ谷の南の山々は左からモンテレオーネ、 ヒューブシホルン(3192m)、フレッチホルン、ミシャベル山群です 写真左で細長く見えるのはシュタウゼー・キビドウム湖です。帰りは写真中央の低い尾根の 左に付けられた道を歩いて、その先に小さく見えるホテル・ベラルプ(〇印)を経由します 写真の真ん中はブリークの街です 頂上で1時間以上周りの景色を見て楽しんでから下山にかかりました アルペン的雰囲気もあるが易しい山道です 広い牧草地には羊さんもヤギさんもいました 正面にフレッチホルンが見えます アレッチボルトの清流淵を歩く 英国人登山家チンダルの碑が立つ丘に向かってのびやかな スパールホルンは右から2番目 草原を歩きます 草原を下りながら眺める大アレッチ氷河はカーブが良く見え、高低差もあり圧巻です ホテル・ベラルプの近くに建つ教会とグローゼ・フスホルンの針峰群 ホテル・ベラルプの展望台から大アレッチ氷河 ベラルプのロープウェイ乗り場に着きました 雨で止めようかと思った今日のハイキングでしたが、3000m峰に簡単に立て、雲は多いものの展望を楽しむ事が出来て思いがけなく良いハイキングでした。 |