アウクシュトマットホルンからハルダー・クルムへ
2012年ハルダー・クルムからアウクシュトマットホルンへの尾根道を歩き出したが、途中で
主人が「もう無理」と言い出し、ブリエンツ湖畔の駅に下った事がある。
未練が残っていた私は、この尾根道を歩きたくていろいろ調べてみると、ハブケルンから
出ている小型バスに乗ってロンバッハアルプまで行き、アウクシュトマットホルンに
登れば前回に比べ標高差で楽になるので行く事に決めました

          
          今朝グリンデルワルトから見るアイガーです

グリンデルワルトからインターラーケン・ヴェストに行き、ハブケルン行きのバスに乗りハブケルン・ポストより先にある終点( Zäundli)で降りました。
          
          レストランと雑貨屋さんが一緒になったお店で、興味がある物(民族衣装など)
          が売っていましたが見る時間がありません


          
          この標識から、行きたいいろいろのコースが思い浮かびました

          
          周りのお家は素敵で時間があったら散策も良さそうな所です

          
          小型のアルペンバスでロンバッハアルプへ向かいます。乗客は私達を含め4人でした
          このバスは夏期ハブケルンとロンバッハアルプを朝夕一便ずつ往復しています

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          25分でロンバッハアルプに着きました。自動車道はまだ続いていましたが。
          一緒に乗った乗客の二人は私達とは反対の方へ向かって行きました


          
          ロンバッハアルプ(1559m)からアウクシュトマットホルン(2137m)まで1時間50分です

          
          ガスで視界がきかないので、マークを忠実に拾って行きます

          
          うっすら見える山稜の後ろ辺りが、目指す山頂だと思います

          
          下の方に登り始めたロンバッハアルプの建物と駐車場が見えます

          
          アウクシュトマットホルンへのこのルートは面白みに欠けるように思いますが、
          初夏に来ればお花が素晴らしいようです


          
          中腹に付けられた山道はハルダーグラートへのトラバース道ですが、私達はアウクシュト
          マットホルンに左から回り込むルートをとりましたので、この分岐は見送ります


          
          この周辺はシュタインボックが沢山いるとありましたが、2頭だけ見ました。
          景色は何も見えず、気分が落ち込んでいましたが、「出てきてくれて有難う」です

          
          もう少しで尾根道と合流します。下に見えるのはロンバッハアルプです

          
          ガスは晴れず、近づいた山頂がうっすら見えるだけです

          
          これから向かうハルダークルムまでは2時間30分です。
          反対にリーダーグラートを行き、ブラセンフーベル経由でオーベルリートまで3時間20分で
          ブリエンツ湖畔の素敵な街に下れるようです(でも標高差のある長い下りです)


      
    山頂には登頂記念の記帳ノートがあり、ちらっと見たところ日本の方の記帳は無かったです

          
          突然スゥーと雲が切れてアイガー、メンヒ、ユングフラウが見えました

          
          ユングフラウもはっきり顔を出し、暗かった気持が一気に吹き飛びました

          
          アイガー(左)とメンヒ(右)、他にもベルナーオーバーラントの山が見え隠れしました

          
          登りだしたロンバッハアルプの駐車場が見えています

          
          これから下る山道は、ズッギトウレまで、こぶのような山頂が並んでいますが、
          トラバース道があります


すっきりした景色を眺めたいと待っていたが、これ以上は望めそうもないので頂上を後にしました
          
           右に見える標識がロンバッハアルプから先程登って来た山道と山頂への分岐です

          
          今日のゴールである、ハルダー・クルムは、正面に続く尾根の先端です

          
          これから、この二つの山頂を越し、写真右端に見える稜線を歩きます

          
          ズッギトウレ(2085m)は、湖からスゥーと立ち上がっている格好が良い山です

      
    頂上直下の階段状の山道にはロープが掛かっていました。強風の時は怖そうな所です。

          
          晴れていればベルナーオーバーラントの山々が見え、二つの湖も同時に見える
          (今日は山頂を挟んで微かに見えます)絶景ポイントだと思います


   
 スイス国旗が立つズッギトウレ(2085m)山頂です          下りも頂上直下はロープがあります

          
          ハルダーグラートの稜線です。手前の湖はブリエンツ湖、湖畔のインターラーケン
          の奥に薄く見える湖はトゥーン湖です


          
          周りの山々はまだはっきり見えませんが、ブリエンツ湖は綺麗に見えます

          
          ハブケルンの集落が右前方に、写真左奥に薄く三角に見える山がニーセン山です。
          先日ニーダーホルンからゲンメンアルプホルンまで歩いた山並みが、一番奥の稜線です

          
          今、降りて来たズッギトウレのピークを振り返ってみています
          頂上からブリエンツ湖畔に落ちている斜面は人を寄せ付けない感じです


          
          トリットからジグザグの道がブリエンツ湖畔(ニーダーリート)までついています

          
          大きなマツボックリが沢山あって、手芸の仲間にあげたいなあと思い乍ら歩きました

          
          稜線歩きと言っても、緑の草原を歩いているような感じです

          
          前回はここで前進を諦め、リンゲンベルク(ブリエンツ湖)に無念の下山をしました

          
          稜線奥のピークがアウクシュトマットホルン、手前の一際目立つピークが
          ズッギトウレです。歩いて来た道を振り返るときは嬉しいものです

          
          同じようなアップダウンが続きます

          
          雲が多いがユングフラウ三山がかすかに見えます

          
          切り立った岩壁の脇に道が付いています

          
          縦走路の近くに聳える美しい山容の岩山です

          

          ブリエンツ湖とインターラーケンの街です。写真中央の黒いピークはシーニゲ・プラッテです
          その後ろで雲が掛かっている山並みがユングフラ三山です


          
          まだハルダークルムホテルまで樹林帯の中を40分も歩く事になります。
          途中工事の箇所があり、伐採の木が山道を塞ぎ工事の人に助けてもらいました。


     
   ハルダークルムのホテルが見えました。ケーブルカーの時間までレストランでお茶をしました。
   主人のビールには大きい氷塊が入っていて「量は半分だなあ~」と言って飲んでいましたが・・


          
          レストランから5分位歩くとケーブルカー乗り場

          
          ケーブルカーでインターラーケン・オストに下りました

いぶれす様のブログを拝見して、一回の挫折を経験し、5年越しで達成できたハイキングでした。
順路としてはハルダークルムからアウクシュトマットホルンに向かう方が、充実感が味わえるハイキングになると思いました。我が家は力がないので標高差の問題で反対に歩きましたが、でも歩き通す事ができて大満足でした。いぶれす様ありがとうございました。      
      


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