再びシルトホルン西稜からミューレンへ
シルトホルン西稜のハイキングコースは、ロープ、梯子などがあり、呑気に尾根道歩き
とはいかないがスリルがあり、とても面白いコースです。
予定では途中からキエンタールに下りたかったが、標高差2000mの下りが気になり、
前回と同じ様にロートシュトック・ヒュッテ経由になりました
今朝のアイガーとグリンデルワルトの集落です グリンデルワルトから電車でツヴァイリュチーネンへ行き、電車を乗換えラウターブルンネンで下車。 ロープウェイでグリュッチアルプに上がり電車でミューレンに行きました。 ミューレン駅からシルトホルンのロープウェイ乗り場まで10分位歩きます ロープウェイの途中駅ビルクからシルトホルンの回転レストランと展望台を見る ビルクから見る 左からブライトホルン、手前の尾根はチンゲルグラートで雲の下がグスパルテンホルン、 その右ブリュムリスアルプです。手前の尾根はシルトグラートで登山道は無いようです 標高2970mのシルトホルン展望台からは大パノラマが楽しめますが、朝はユングフラウ三山は逆光です 山頂に建つ回転レストラン「ピッツ・グロリア」です。展望台周辺は工事中でした 左からブライトホルン、右に頭だけ見えるチンゲルホルン、手前の尾根はチンゲル グラートでチンゲルホルンの前がチンゲルシュピッツ、右にグスパルテンホルンです 上の写真の続き 左から黒いビュラッセ、白い雪山ブリュムリスアルプ、雲があるドルデンホルン、写真右奥 の薄い山はグロス・シュトルーベルで、その手前の茶色のピークはフンツフリェ(2860m)で 左に平らに延びている稜線からガクッと下がった峠がセフィーネンフルッゲ(2612m)です 展望台から北の方を見ています。写真左の取り囲まれたような山のピークは シュヴァルメレ(2777m)で、異様な雰囲気で一際目立つ山です。 写真右に見えるギザギサの山は特徴ある山型のロープヘルナー(2566m)です シルトホルンから東稜を下るコースと西稜を下るコースがありますが、私達はこの西稜を 下る標識に従い、ローテヘルド(2668m)に向かって下り始めました 鉄製の急な階段を下り、ピッツ・グロリア・ビューと呼ばれる展望台に向かって歩きます (2013年夏に出来た)。ピッツグロリアを前景にした大パノラマが売りとの事です 我が家が歩いたビーテンホルン(2756m)からゾウスタールの景色が一望できました。 影になっている稜線はシルトホルンから派生しているシュバルツグラートです。 谷の対岸にロープヘルナー、その下辺りにロープホルン・ヒュッテも見えました なだらかな稜線歩きは前方に薄くロープが見える所までです。 中央の奥に見える三角形の山がニーセン山です ブリュムリスアルプ方面の山々が綺麗です。登山道に張られているロープに導かれて 歩きます。 ポールから急峻な岩場を下りてきました。 ダウンばかりでなくアップも少しあります 写真中央で、突き出したように見える二つの突起の山はホレン(2444m)です。 その右の緑の斜面を上がり、写真右端の低くなった所がセフィーネン峠です この辺りが西稜の一番面白い核心部で、ステップ式階段やワイヤーなどで整備されています 下に見えている緑地がボカンゲンアルプです。 私達が下ってきた岩稜の道を登るハイカー 雨後や雪が付いている時は私は無理です 頑丈な階段が付けられています 広いゾウスタールが正面に見える所まできました。 写真後方にやや濃く写っている稜線はシーニゲプラッテからファウルホルンへの稜線です 次から次へと現れる厳しい山道は、片方が絶壁、片方がザレているので気が 抜けないが面白い山道です これからシルトホルンに向かうハイカーとすれ違いました 手前の丸い頂がローテヘルド、その後ろはフンツフリェ(2860m)、三角の頂がフンツホルン (2929m)。最後部はブリュムリスアルプです ローテヘルド(2668m)の標識からボカンゲンアルプは左へ、キエンタールは右に行きます どうしようか考えながら歩いて来ましたが、キエンタールへは長いのでやめました。 シルトホルン南壁を左に見ながらポカンゲンアルプに下って歩きます 写真右上の山フンツフリェからのザレが怖そうです(一般的な登山道は無いようです) 降りてきた西稜とシルトホルン山頂を見上げています 幾重に折り重なった深い襞、見事な湾曲構造に自然の壮絶さを感じます 山道の脇に、ホッと心が和むエーデルワイスです 写真左からユングフラウ、グレチャーホルン、エーベニフルー、ミッタグホルン、 グロスホルンと続く壮観な山並みです マークを忠実に拾えば足場が良いです こんな岩壁の下も歩きました 「マツムシソウ」が沢山咲いていました 湾曲を描く稜線上にセフィーネン峠、奥にブリュムリスアルプが見えます ポカンゲンアルプの真っ只中、目の前のホレン(2444m)は登れそうに見えますが ハイキングコースはありません 下ってきた方を見ています。分岐のローテヘルドは平の岩の後ろになります ユングフラウの左にメンヒもみえてきました。美しい大自然の中で至福の時です ポカンゲンアルプ(2350m)の標識です 優しい顔立ちの牛さんが可愛いです ユングフラウの右肩にロットアルホルンがここからよく見えます セフィーネン峠へはこの斜面を登って更に奥に行く様になります 我が家は10年も前に、峠を越してグリースアルプまで行った事があります ロートシュトックヒュッテ(2039m)と牧舎に向かって放牧地の中を行きます ロートシュトックヒュッテ(2039m)とメンヒ、ユングフラウ、ロットアルホルンです。 私達も景色を眺めながら、主人はビール、私は絶品のミルクなどをいただきました。 ヒュッテの屋根越しに見えているハイキング道をこれから歩く事になります ヒュッテ前の標識です。我が家はシュピールボーデンアルプの標識に従います 綺麗なベルナー・オーバーラントの山々を右に見ながら、中腹の道を歩きます どうしてこの岩がここにあるのかなあ〜不思議な所です ヒュッテから20分位歩くとオーバーレーガー(2051m)の標識がありました。 我が家は直進しましたが、左に行くとグラウゼーリ(2514m経由でビルクに行きます シルトホルンと我が家が下って来た西稜が左手に見えます アイガーも見えてきてユングフラウ三山が正面になりました 途中オーバーベルグを経由してギンメルワルトへの道を見送り我が家は直進しました。 アイガーの向こうにベッターホルンも見えてきました。 アイガー、メンヒの前はシュヴァルツメンフ(2649m)下の谷はラウターブルンネン谷 樹林帯に入り、急降下しました。酪農小屋が点々と見えます 中央上の二つのピークは、向かって左がチュッゲン(2521m)右がラウバーホルン(2472m) 写真左がシルトホルン、右がロープウェイの中間駅ビルクです。 ビルクの下にある数軒の集落イム・シルト(1946m)はいつか行ってみたい所です シュピールボーデンアルプ(1793m)に着きました。 チーズを買おうと酪農小屋に寄ってみましたが、不在で買えませんでした シルト川を木の橋で左岸に渡ります。 川を渡ると道が広くなり生活道路もあるので、近道がどれか分からなくなりました ギンメラ(1815m)は広々とした明るいアルプです ミューレンの街が近くに見えてきました。 前方に見える稜線は左からメンリッヘン、チュッゲン、ラウバーホルンで馴染みの所です 素晴らしいお天気に恵まれて、スリル満点の山道を無事に歩く事が出来ました。 今日のコースは前に歩いているので、計画はキエンタールに下るコースでしたが、展望もハイキングコースも満喫した充実した一日でした |