再びグラン・モンテ小屋(2886m)を訪ねて
3年前に訪ねた時、展望が良くなかったが、それでも私達は感激した。
お天気が良い日にもう一度訪ねたいと、ずっと思い続けていました。
チナールに移動した翌日「よし、今日だ〜」と気合を入れて出掛けました。
日帰りにしたかったので、朝早く貸し別荘を出ました ベッソが綺麗に見えて、さい先良さそうです。 ル・ヴィシエッソから見えるヴァイスホルン西壁 今日はこのベッソの裏側まで行く事になります この橋を渡って右の方向に行きます 初めは樹林帯ですが、段々展望が開け、じぐざぐの急登が長く続きます。 グラン・コルニエが大きく見え出します(ダン・ブランシュは後に稜線が少し見えます) ここから見るヴァイスホルン(4506m)は見慣れている姿と趣が違います まず初めの急登が終わり、ホッと一息つきます 振り返るとチナールの村が下に、遥か後方にモンタナの方が見えます 雪を被った山はヴェルドシュトルーベル ダン・ブランシュ(4357m)の頂上が見えてきました。奥にポワント・ド・チナール 穏やかな道からまた急な岩稜になります 前を行くハイカー 。私達は追い越される一方です 落石避けのシェルターをくぐります 今日一番の難所の急登ですが、鎖がしっかり付けられています 背後にチナールの村とレ・ディアブロン(3609m)が見えます グラン・コルニエ(3962m)からプケタングラードへの稜線、氷河はプケタン氷河です 階段の高さに歩調が合わず(足が短い)、苦しい登りです 階段を登って、突然とび出した光景に息を呑みました オーバーガーベルホルン(4063m)の端麗な姿です 4000m峰と幾筋もの氷河を目の前にして歩く、何と「豪華な道」でしょう 「小屋まで30分」の標識がある所に着きました チナール・ロートホルンが頭だけ見えます 標識を入れて記念撮影です 「小屋まで30分」の標識からの大パノラマ オーバーガーベルホルン モン・デュラン ポワント・ド・チナール ダン・ブランシュ グラン・コルニエ (4063m) (3713m) (3789m) (4357m) (3962m) デュラン氷河 ノック・ノワール(3124m) コルニエ氷河 プケタン氷河 「小屋まで30分」からは高低差のない岩稜の道になります 岩に付けられたペンキ印を見て進みます。ダン・ブランシュを横に見ながら 連なる高峰の前にグラン・モンテ小屋が見えました トリフトホルン(3728m) ベーレンクッペ(3903m) オーバーガーベルホルン(4063m) 「あ〜、やっとたどり着いた」グラン・モンテ小屋(2886m)です スイス国旗とダン・ブランシュ 崖にへばり付くように建っています いつものように、飲み物、スープ、ケーキなどを注文して外で食べました ダン・ブランシュを背に オーバーガーベルホルンを背に 装備、登山靴(高山用)でクライマーかハイカーか分かります。頼もしいクラーマーの背中です ダン・ブランシュ は「アルプスの王者」の貫禄です これがインペリアルクラウンと呼ばれる景色なのでしょうか(輝く王冠みたいな光景です) オーバーガーベルホルン モン・デ゙ュラン ポワント・ド・チナール ダン・ブランシュ グラン・コルニエ (4063m) (3713m) (3789m) (4357m) (3963m) デュラン氷河 ロック・ノワール(3124m) コルニエ氷河 小屋から10分位先まで行くとチナールロートホルンが良く見えます チナールロートホルン ロートホルングラード トリフトホルン ベーレンクッペ オーバーガーベルホルン (4221m) (3728m) (3903m) (4063m) ムンテ氷河 オーバーガーベルホルン氷河 時のたつのを忘れ、小屋からの絶景を眺めて、下りにかかりました グラン・コルニエに続くプケタングラードです 行きに苦しかった鎖場、階段を、下りは心は軽やかに足元は慎重に降りてきました 山々を眺めながら最後の休憩です 今日のハイキングでは地味な存在だったベッソ(3658m)ですが、「なかなかどうして」の姿です 念願叶って晴れ渡った天候の日に、素晴らしい景色を見、面白いコースを歩くことが出来ました。 「アルプスの至福」すべてに感謝の一日でした。 |