ニーセン山頂からフルティゲンへ
5年前にニーセン山頂へ行ったが、展望台からの眺めは望めなかった。
お天気が良ければ素晴らしい展望が望めるので「よし!今日だ」と出掛けた。
下りのコースは途中迄は前回と同じで、そこから変えてフルティゲン駅をゴールとした
滞在しているカンデルシュテークからはスピーツ方面行きの電車でミューレネンまで行きました。 ミューレネン駅は無人駅でリクエストストップの駅です。車両の出入り口付近にある↑を押します。 駅を降りるとニーセン山頂へのケーブルカー駅は目と鼻の先です 今日はお天気が良いので大勢のお客さんが乗り込みました 上がって行くケーブルカーから麓の駅を写すと緩やな斜度に見えますが、パンフレットにはmax66度と 書いてありました(右の写真はパンフレットより) 途中駅(シュワンデック)でケーブルカーを乗り換えて頂上駅ニーセン・クルムに着きました 頂上駅舎の上が展望台(ちょっと見える)ですが、クルムホテルの方をぐるっと回って行きます 展望台(2362m)で360度の大パンラマを楽しみました 写真左からブリュムリスアルプ、少し低いフリュンデンホルン、ドルデンホルン 写真右がバルムホルンです バルムホルン、リンダーホルン、少し間をおいてローナー山群が見えます リンダーホルンの右にヴァリスの名峰ダン・ブランシュが見えます 下に見える街が今日の終着点フルティゲンです 拡大してみます 数年前に登ったフィルストも、昨日登ったブンダーシュピッツも難しい山ではありませんで したが、「自分が頂に立った山」と思うと、見えたときの嬉しさは一際です ユングフラウ三山の方は逆光ではっきりとは見えませんが、三山の配置が良いですね 写真中央の三山が左からアイガー、メンヒ、ユングフラウです 下に目を向けるとトゥーン湖が見えます。左上の方がベルンの方角です ベルナーアルプスがほとんど見える展望台で大パノラマを楽しみました 今日のコースは山頂2362mからの下りになりますので、前回と同じにしない限り 何処に下っても標高差約1500mの下りになります。1番のフルティゲンに下ります 前回はテラスで食事をしましたが、今日はまだ早いので下りにかかります コースは山頂から西に前方に良く見えている山道に向かいます 写真左の山はフログベルクホーレ(2394m)山頂に突き上げている尾根はニーセン グラードです。一見易しそうに見えますがとても難易度が高い山です ニーセン展望台を振り返っています。前に来た時はもっとお花が咲いていました 写真右後方に写っている山がユングフラウ三山です ここはパラグライダーの発進基地らしく大勢の人が準備をしていました 私達も立ち止まって飛び立つ様子を見ていました ロープを丹念に見ています(絡みを見ているのかな?)準備が整い風のタイミングを待っているようです 「それっ」と斜面を全速力で駆け下り始めました。 あっという間に空中に浮いています。気持が良いでしょうね。 北西の方向に我が家も行った事があるシュトックホルンが見えます 特徴ある山の形でよく分かります。下に見える谷はジンメンタールです コースは鋭角に方向を変え、素晴らしい展望を見ながらの下りですが、前回はお花で 埋めつくされていた斜面に今回はお花が全然無いのが寂しいです トゥーン湖の青々とした湖面、点在する集落も美しい景色です 写真手前の集落がライヒェンバッハです オーバーニーセンの上(1990m)は牛さんがいっぱいいました。のどかな光景です ここから反対側にジンメンタールの方に下るコースがあります フロムベルクホーレの堂々とした姿に魅了されます。岩登りの力量があればなあ〜 数軒の酪農小屋があるオーバーニーセンです。 5年前ここで買ったチーズの味と、売っていた純朴なお嬢さんが忘れられなくて、 主人はそのお嬢さんが居る事を願って楽しみに来たのですが・・・ そうです。この扉の真ん中に机を置いて売っていたのです。 セルフサービスの無人販売箱になっていました 5年前に写した可愛いお嬢さんに会いたかった。 残念でしたが美味しいチーズを買って帰りました(チーズの味は前と変らず美味しかったです) アルプ・オーバーニーセン(1813m)の標識です。フルティゲンまで先は長いです ニーセン山頂に向かうケーブルカーが小さく見えます オーバーニーセンは広々と明るい草原で「丘を越え行こうよ〜♪♪」と歌いたくなります ウンターニーセン(1663m)です。何も無い所と言った感じです。車が通る林道に出てライヒェンバッハや シュワンデックへ向かう道と分かれ、写真右のような寂しい道に入り間違えたかと思いました すぐ視界が開けトゥーン湖の奥にブリエンツ湖も見えるようになりました 普通のハイキングコースにしては分かり辛い道で、標識を忠実にたどって行きました 酪農小屋が数ヶ所に建っているので広い道に出たりもします この辺りがフーベルヴァイド(1513m)だと思います 「猿のこしかけ?」本当にお猿さんが腰掛けられるような大きさです 遠くからも見えていた崩壊地を越して行きます 小さな沢を木橋で渡ったり、樹林の中に入ったりしながらコースは付いています 今日のシュルンバッハは水量が無いので越えられますが、あったら我が家は越えられません 振り返るとニーセン山と点在する酪農小屋が絵のように見えました 前方に小屋が見えてホッとします ここで冷たい飲み物でも飲みたかったがありませんでした。後ろはニーセン山 今日のゴールになるフルティゲンの街が下に良く見えます ここはエッグヴァイド(1317m)。まだ1時間20分もあります。 バルムホルンが正面に見えます。ここからフルティゲンまで近いようで長かった フルティゲンからカンデルシュテークまで電車もありますが、我が家が滞在している貸し別荘の前でバス が停まるのでバスで帰りました。長い下りでしたが景色を楽しむ充実したハイキングでした。 |