シーデルホルン(電波塔)に登る
グリムゼル峠には何度も来て、その度に見た目には簡単に登れて、展望が良さそうな
シーデルホルンが気になっていた。残雪状況が心配なので時間が掛るが緩やかな
登りのコースを選んだが、その選択は失敗?で頂上の手前がゴールとなってしまった。
アンデルマットから電車に乗りオーバーワルト駅で下りました 駅の向かい側にあるバス停からグルムゼル峠行きのバスに乗りました 大きくジグザグを切っている自動車道は圧巻の光景です グルムゼル峠(2165m)に着きました。これから登るシーデルホルンが見えます 真っ青い水を湛えるトーテ湖に、ローヌ谷対岸の山が写ってとても綺麗でした 登り口まで車道を5分位歩きます 私達はシーデルホルンを左回りに登るのでコースタイムは2時間35分ですが 右回りは1時間40分です。いろいろ考慮して決めましたが考え過ぎでした 湖畔でのんびりしても良いと思うような所を歩いて行きます。見えている山はローヌ谷 対岸の山で、中央の向かって左がP.ガッリーナ(3061m)右はミッタグホルン(3015)です 小さな子供は雪道を楽しそうにピョンピョンと歩いて行きます 大きい画像 トーテ湖全景です。写真中央の雪を被った山はガーレンシュトック、その右に連なる針峰 はフルカの山々で、その下に平らに見える氷河が後退したローヌ氷河です 左のギザギザ山はゲルシュテンヘルナーです。手前の丸い山はネーゲリスグレトリです 残雪が多くて、先行きに不安を感じた私です。後方の山はゲルシュテンヘルナーです 特徴ある雪山のガーレンシュトックの左に低く見える山はティーフェンシュトックです 真ん中に見える山がこれから登るシーデルホルンです。簡単そうに見えました 分岐があり、私達は直登のコースを選んだが、羊さんがいる左を回るコースの 方が緩やかで良いみたいでした。対岸の奥にグリース湖の堰堤が見えます 結構な急勾配です。どうりでこのコースを上がったのは数人でした ローヌ谷の対岸の山も素晴らしい眺めです 左からのコースと合流すると、岩の多い道になります ガーレンシュトックの下がローヌ氷河、主人のザックの後ろがフルカ峠です 次々と現れる雪渓に主人は「面白いな〜」と言うが・・・ 頼もしいお父さんに肩車されていいね〜 電波塔のあるこのピーク(2733m)が私達の頂上になりました トリープテンゼー峠(2639m)に到着しました。今までの苦労が吹き飛ぶような景色です 写真左の高峰がフィンスターアールホルン、右がラウターアールホルンです 大きなケルンとラウターアールホルン、右後ろにシュレックホルンが重なっています 大きな石が重なり合うコースを私達は登ったが、コースアウトしているようです 電波塔が建つ2733mのピークに着きました。シーデルホルン(2764m)と高度的には30m差ですが、一度 鞍部(2689m)に下ってから登らなければならないので、残念ながら私達はここをゴールとしました。 写真中央がシーデルホルンの頂上です。その後がガーレンシュトック、右にフルカの山並み、 シーデルホルンの左がティーフェンシュトック、更に左に白い三角の山がダンマシュトックです 写真下に大勢の人がいる所が鞍部です ズームでシーデルホルン山頂の標識もケルンもはっきり見えて行った気分になります 写真右からマッターホルン、左にミシャベル山群、白く平らなアルプフーベル、一番左端がモンテ・ レオーネ、その右の後がフレッチュホルンです 大好きなマッターホルンが見られて、とても嬉しい思いでした ラウターアールホルンとウンターアール氷河で、グリムゼル湖に流れ込んでいます 手前に少しだけ見えている濃紺色の湖がトリープテン湖です 中央の高峰がフィンスターアールホルンで左がオーバーアールホルンです。 オーバーアール氷河の下はオーバーアール湖です 写真右上奥の白く二つ並んだ三角形の山がフィッシャーホルン ローヌ谷の対岸の眺めです。真ん中の最手前はオバーワルドで二本の谷がよく見えます 写真左が馴染みのロトンド、右端の山魂はガッリーナ、ミッタグホルンで馴染みはない山です いつまでも眺めていたい景色でしたが記念の写真を撮って下山にかかりました 来た道を少し戻り、右下に見える小屋をめがけて下って行きました(トリープテン湖の方向) 素敵な小屋の横を通り、なお下って行きます トリープテン湖峠を後ろにして歩いて行きます トリープテン湖を左に見ながら歩いて行きます 頂上(電波塔)と、通ってきた小屋が右手上方に見えます 大きい氷河を纏った山がティアーアルプリストックでゲルマー湖の近くにある山です トリープテン湖の全景です。ラウターアールホルンが綺麗です 石に打ち付けてあった標識 ここから見るとシーデルホルンにすぐ登れそうです ウンターアール氷河から続く細長いグリムゼル湖の先端がよく見えます この辺りは雪渓が解けて、ズボズボと靴が埋まって歩き辛かった 余り歩かれていない雪渓はとても綺麗です。前方はガーレンシュトックの方です フーゼック・ヒュッテが見えます。写真中央にフルカ峠への道が見えます ヒュッテは営業していなかったと思います(旗が立っていなかったので) 大きい画像 フーゼック・ヒユッテ(2450m)の標識です。グリムゼル峠までは30分です 前方にトーテ湖が見えます。写真右上はローヌ谷対岸の山々です 手前の湖はレーテリクスボーデン湖です。その左上に青く見える湖は私達も 行った事があるゲルマー湖です トーテ湖の全景が見えます グルムゼル峠に戻ってきました。余裕でバスの時間に間に合いました 抜けるような青空の中で、綺麗な景色を眺めながらのハイキングは素晴らしかったが、雪渓が多く雪山ハイキングのようでした。シーデルホルンを右回りに登るコースをとれば、頂上に行くことが出来たかな?と 思いましたが、 後日、「夫婦で歩くスイスアルプス」のおーと様から「ヴァリスアルプス方面の眺望は(電波塔の方が)良かったぐらいじゃないですか」と慰めていただき、私達にはこれで良かったのだと思いました |