プラッテンヘルナー(2640m)からゲンミ峠を下る
ゲンミ峠はロイカーバートとカンデルシュテークの間にあり、通商の道として約200年前から多くの
旅人が行き交った歴史的なアルプスの峠です。私達は何度もロープウェイで行き来したが歩いた
事は無いので、一度歩きたいと前から思っていたので、楽な下りを歩く事にした(が下りも大変)。

今日のハイキングコース・・・  ロープウェイーー
  

フィスプ駅から電車に乗りロイク駅で下車して、バスに乗り換えローカーバードまで行きました
          
          バスの車窓から見るロイクの街(南側)。真ん中の山が私達も登ったイルホルン(2717m)
          向かって右の山がゴルヴェチュグラート(2025m)です


          
          バスを降りてロープウェイ乗り場まではバスもありますが、歩いても10分くらいです

          
          ロープウェイに自転車も乗せられます

  
  屏風のように連なる険しい岩壁の山は迫力があります。写真向かって左がダウベンホルン(2942m)
  中央ロープウェイの線の先がゲンミ峠(2322m)、その右の山並みがプラッテンヘルナーです

          
          ゲンミ峠駅を結ぶロープウェイの高度差は900m、6分で運んでくれます

          
          切り立った岩壁ダウベンホルンの稜線

               
               後で下る峠道をロープウェイの中から見ます。山道を大雑把に印してみました

               
               前回下った時、ロープウェイから山道を写した写真です

          
          山肌に小さな突起が沢山出ている、不思議な地形です

               
               ゲンミ峠の垂直に見える絶壁です。ここでクライミングをしている人がいました

ゲンミ峠の展望台で山々を眺めました
 
 左からビスホルン、ヴァイスホルン、チナールロートホルン、オーバーガーベルホルン、マッターホルン
 ヴァリスの主だった山が見えました

          
          写真右上はミシャベルの山(右から左にテーシュホルン、ドム、ナーデルホルン)
          左はバルフルン、手前草原の中にリンダーヒュッテのリフト駅が見えます

          
          マッターホルンの右隣にダンブランシュも見えます

          
          ゲンミ峠から高級保養地ローカーバードの街を見下ろします

          
          ウィルトシュトーベル氷河から頭を出している山はヴィルトシュトーベル(3244m)、写真右
          上の山はグロスシュトルーベル(3243m)。行った事があるレンメレン小屋
が見えました

展望を楽しみプラッテンヘルナー(2640m)に向かいました
               
               プラッテンヘルナーまで標高差は約300m、標識に1時間とありました

          
          前方に見えている鋭鋒の後方にプラッテンヘルナー2640m地点(目的地)があります

          
          ヴァリスの高峰を見て歩く素晴らしいコースです

  
 振り返るとダウベンホルンの迫力に圧倒されます。氷河の左のなだらかな山はシュネーホルン(3178m)
 後で下るゲンミ峠道が写真左下に少し見えます


          
          大きな一枚岩が輝いて眩しいです

          
          ダウベンゼーからダイレクトにここまで来れそうに見えますがルートがありません
          前方に見える三角の山はチリ・リンダーホルン(3003m)手前がリンダーホルン稜線です

          
          展望を楽しみながら登りました「お天気が良くてよかったね」

          
          目の前の突起の鋭鋒はプラッテンヘルナーの主峰です。T4、T5のレベルです
          その後ろがリンダーホルン(3448m)更に後ろがチリ・リンダーホルンです


          
          今日の目的地までもうすぐです。私達を追い越していったご夫婦が休んでいました

          
          素敵な十字架です。 休んでいた奥様がシャッターを押して下さいました。
          写真左奥の薄い山はビーチホルンです

          
          中央がダウベンホルン、奥に順にシュヴァルツホルン、シュネーホルン

          
          何度も歩いたダウベンゼーを上から見て感激しました。左からシュテークホルン(3146m)
          ロータートッツ、フェルゼンホルン、私達が歩いたユシュネグラートです


          
          ヴァリスの山はだんだん薄くなってしまいましたが、正面に見えます
          下に見える街はローカーバード

          
          ここから先は全く道がありません。ここまで来れて私は本当に嬉しかった

          
          プラッテンヘルナーの東中央峰(2846m)はクライマーの領域です

          
          ゲンミ峠からプラッテンヘルナーまで標識は全くありませんでした。ケルンが心強いです

          
          同じ道を通ったのだが、下りの方がダウベンゼーが良く見えるように思いました

          
          ゲンミ峠ロープウェイ駅の絶壁で岩登りをやっていました。見るだけでも怖い所です

               
               クライマーは私の永遠の憧れです。頼もしくて素敵

          
          ゲンミ峠とダウベンゼーを結ぶロープウェイ

          
          素敵な建物のホテルがありますが、使われていないようです。
          その奥からゲンミ峠道が始まります

          
          ロイカーバードまで1時間20分とあります。 
          右中央ににある四角のトンネルはレンメレン・ヒュッテに行く時通りました

          
          さて、ここからゲンミ峠の下りです

          
          峠道全体ではないようですが自転車はダメのようです

          
          正面に見える氷河はマジング氷河、矢のような山はマジングホルン(3054m)です

               
               階段はステップが広く、段差が低いので助かります

          
          岩壁に沿うように階段が造られています

          
          下にロイカーバードの街が見えます

                
                山を削って道が造られた事がよくわかります

          
          ワイヤーがしっかり付けられ、整備された山道です

          
          右上がプラッテンヘルナーの稜線です。写真右上の先端に行って来ました

          
          可愛い十字架がありました

          
          V字に切れた所から下り始めました

          
          一番上の尾根がプラッテンヘルナーです

          
          どうして岩面にいくつも穴があるのかな?顔のようにも見えるが・・・・

          
          道幅があるので、危険とか高度感は余り感じませんでした

          
          断崖に造られたこの道を歩くのは、お馬さんも大変だったでしょうね

          
          こちらの人は登りが好きですね
          我が家は主人は下りが好き、私は登りの方が好き(下りが下手だから)

          
          大きくジグザグが切られた道にハイカーが点々とみえます

               
               車道になり長い下りも終わりに近づきました。
               今日はプラッテンホーナーから1200mの標高差を下った事になります

          
          集落の中を通りバスターミナルに向かいます

               
               バスターミナル前の広場に着きました。建物には観光案内所も入っています

          
          絶壁にぐるりと囲まれたスイスでも有名な温泉保養地ローカーバード(公式サイトより)

歴史あるゲンミ峠道を歩き、困難だったであろう昔を忍ぶ事が出来ました。
プラッテンヘルナーはおまけのような気持ちで行ったのですが、素晴らしくて行って良かったと思いました


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