リードマッテン峠(2919m)を越してディス湖へ
オートルートを歩いた時はディス小屋から梯子を登ってシューブル峠(2855m)を越えた。
その時の充実感、満足感が何年経っても忘れられず、「もう一度歩きたい」と思っていた。
歩きの遅い私達は帰りのバスの時間に間に合わない場合はディクサンスのホテル泊
いやそれより以前にリードマッテン峠から引き返す事も想定して出かけました。
今日はロングコースなので、少しでも早く歩き始めたいが、エヴォレーヌから一番のバスで行ってもアロー ラ着は8時10分着です リードマッテン峠への道標に従い歩き始めると、雰囲気良さそうなホテルがあります。 更に森林の中を歩きアローラから30分位で見晴らしの良い草原にでると小さなレストランがあります 椅子に座ってモン・コロン・やピーニュ・ダローラ等々の山を眺めたら気持ちが良さそうです なだらかな山道を綺麗なピーニュ・ダローラを見ながら登って行きます 奥の雪山はラ・セルペンティネ(3789m) 氷河はタジオール・ヌーブ氷河 右はポワント・ド・トゥナ・レファアン(3500m)です ここはルムワンズ・ダローラ(2405m) 紫色が優しい桔梗に心癒されます 目の前の山はプチ・モン・ルージュ(2928m) 巣穴から出てくるマーモットに出会い、チョロチョロ する様子が可愛いので見とれて休憩 2540m地点に掛かる橋を渡ります 対岸に昨日行った方面(ラ・ツァ針峰群)が綺麗にみえました。右の方にプケタン連峰、 更に右にモン・コロンも見えました 前を行く登山者 シューブル峠とリードマッテン峠との分岐点に着き ました。V字の下がった所がシューブル峠です 途中でオートルートを歩いてる17人の日本人ツアーに会いお話をしました。 上にリードマッテン峠が見えます 峠に向かってきつい登りですが、シューブル峠の向こうに威厳溢 標識から標高差150mの登りです。 れるモン・ブラン ・ド・シェイロン(3870m)が見えて嬉しくなります リードマッテン峠は切り立った岩壁が両方から迫り、人が一人立つ位の狭さです。 長居できるところではありませんでした 登ってきた方角を見るとラ・ツァ針峰群と右に連なる山々が見えます 目の前に見える尖った山はプチ・モン・ルージュ(2928m)です これから下る方角を見ると、オートルートの時泊まったディス小屋(2928m)が見えました 後ろに見える雪山は中央ラ・ルエット(3548m)右の山はラ・プルーラール(34704m) 小屋をズームで 私にとって「もう一度行きたい小屋」のNo1ですが、実現は無理です 「黄色いケシの花は今年も沢山咲いているのだろうか?」本当に懐かしい小屋です コースタイムよりは掛かっているが、予想より早く着いたのでディス湖に下る事に決めました 怖くてお尻を着いてしまい主人に叱られ、足元はザレているので滑るし、鎖の位置が私には 高いので振られてしまい、「だから逆コースにしようと言ったのに」と半べそかきながら下りました 怖いところを抜けヤレヤレです リードマッテン峠は写真一番左端 シューブル峠の梯子が見えました。梯子の下りも怖いがザレ場の急下りも怖かった モン・ブラン・ド・シェイロン(3870mとシェイロン氷河、ディス小屋も見えます↑ 大きな石があるごろごろした道、モレーンの道は傾斜は緩やかだが時間がかかりました。 金属の橋を渡るとディス小屋への分岐があります この辺りで大勢の子供達に会いました ディス湖に向かって花が綺麗な斜面を下ります ディス湖畔の道は長い。雨が降り出しそうな 暗いトンネルを7〜8個越します お天気になってきたのも気がかりです ホテルの泊まろうかどうしようか迷いながら「バスに間に合うようにしよう」と大急ぎで歩いた ディクサンスダム上と下を繋いでいるロープウェイ ホテル「ル・リッツ」 ロープウェイ上駅に16時45分に着いて、最終のバス(16:55発)でヴェまで行き、ポストバスに乗り換えて エヴォレーヌに帰った このコースは標高差的にも逆にディス湖からアローラの方が良かったと私は思う 懐かしい人と再会するようなわくわくした楽しく充実したハイキングでした |